訪問DHのdemifond-careつれづれ生活

訪問歯科衛生士の私、実母の中距離介護始めました。

物忘れから始まる物語:認知症への道のり

はじめに 

訪問歯科に勤務し始めた頃、実母の様子が認知症ではないかと疑問を持ち始めました。

それ以前から些細な物忘れがちらほら、、、、とはいえ、母はまだ元気でパートではあるが仕事もしており、友達とご飯、ヨガにジム通いとまだ60代半ばだったこともあり、ただの物忘れなのかな、と思ったり。

そうこうしているうちに父からの電話で、

「お母さん怖いで、この前お母さんな、友達のKさんとご飯食べに行く約束電話でしてたんやけど、電話切ってちょっと経ってからワシがKさんとどこ行くんや?今の電話なんやったんや?って聞いたら、全然覚えてないねん、電話なんかしてない!って怒るんやで、ほんま全然覚えてへんねん。」という話がきっかけでした。

 

物忘れ→きっかけがあれば思い出す

認知症→記憶の欠落、その部分だけがすっぱり記憶から抜け落ちる

まさに、認知症特有の物忘れ兆候がみられはじめた頃でした。

実家から高速で1時間半ほどの距離に住んでいるので一ヵ月に一度ぐらいの帰省で、物忘れなのか認知症なのかモヤモヤしていたなか、今までの些細な物忘れが悲しいかなストンと腑に落ちた瞬間でした。

 

やっぱり、、、とはいえ、父にそれはもしかして認知症かも?というのは難しく、父にそれは物忘れにしたらちょっと心配かも、他には最近そんなことはないの?と聞いても、全然元気やし大丈夫!と、あまり取り入ってもらえないままその話は終わりました。

 

この時がDemi-fond care 中距離介護スタートラインにたった瞬間でした。